三浦学苑高校の生徒有志が郵便ポストを製作し、隣接する深愛幼稚園に寄贈した。先月から同園の門前に設置されている。
幼稚園にこれまで設置されていたポストは約15年間使用していたもので、長年の雨風の影響を受け、壊れかけていたという。そこで以前からおもちゃの修理や運動会のボランティアなど、相互交流を続けている三浦学苑の工業科の生徒に幼稚園側から新しいポストの設置を依頼した。
製作に取り組んだのは同校の渡部デヴィン勇人君、澤口颯太君、須藤友樹君の3年生3人。授業時間や放課後も残って作業にあたった。数ミリ単位までこだわり、1カ月かけて赤い屋根のついた約50センチの木製ポストを完成。開閉部分にはアクリル板に磁石をつけることで、雨が入らないようにするなど、工夫も凝らした。
設置する際には多くの園児が集まり、新しいポストの登場を喜んでいたという。須藤君は「1カ月近い時間を費やして大変だったが、園児らが嬉しそうにしてくれて良かった。大切に使ってほしい」と話した。
同園の楠山泰道園長は「園からすると大変ありがたいこと。子どもたちにとって心に残ると思う。今後も交流を続けていきたい」と感謝していた。
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