「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動している市内の学生団体「スカペンコ」が先月30日、湘南学院高校で政治を身近に感じてもらうことを目的にした出前授業を行った。タウンニュース社が運営するwebサイト「政治の村Students」の企画の一環。
当日はスカペンコからリーダーの竹岡力さんと大井麻奈美さん、同校から生徒会のメンバー10人が参加した。今回のテーマは「議論」。「校内で禁止されているがやりたいこと」の意見を募り、賛同者が多かった「身だしなみ(服装)の校則が厳しすぎる」といった身近な疑問を架空の議題として賛成派と反対派に分かれて話し合った。生徒側の意見だけではなく、校長先生(学校)の視点や中学生など様々な登場人物を考慮してディスカッション。最終的には「テストの点が良かった生徒には私服の着用など身だしなみの自由を許可する」という条件付きの提案に固まった。”請願”を受けた同校の鈴木淳先生からは「許可の線引きが曖昧すぎる」と却下されてしまったが、生徒会会長の久住征海君(3年)は「いつも主観的にしか物事を捉えていなかったが、客観的に見ると様々な視点と考えがあることがわかり、面白い体験だった」と感想を述べた。
竹岡さんは「身近なことに対する議論や投票を通じ、自分達のことは自分達で決める責任感を持って、政治に関心を持ってほしい」と生徒に呼びかけた。
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