長瀬にある横須賀市消防総合訓練センターで先月31日、三浦半島各自治体の消防本部(横須賀・逗子・葉山・鎌倉)を対象に、電気自動車(EV)の事故時対応に関する勉強会が行われた。同日を含めて3日間実施し、延べ150人が参加した。
機能の進化と共に、一般への普及も進むエコカー等の特性を把握し、車両災害が起きた際の注意点を学ぶために横須賀市消防局が企画したもの。EVは一般的なガソリン車と構造が異なり、高電圧のバッテリーやケーブルを搭載。安全対策は厳重に施されているものの、車の破損やレスキュー時に感電や発火などの二次災害を引き起こす恐れもあるという。勉強会では、日産自動車株式会社のEV技術者らを招き、同社の追浜工場で生産されているLEAFをモデルに、車の構造と水没時や火災時などの注意事項、対処方法を学んだ。
座学の後は、LEAFとNOTE(e─POWER)の車両を使って、写真やメモを取りながら、
エンジンルームの構造やバッテリーの位置などを確認した=写真。横須賀市消防局の高橋哲也さんは「技術者から直接学ぶ良い機会になった。レスキュー時の不安もなくなり、迅速で確実な対応ができる」と話した。
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