認知症の発症・進行予防
稲岡町の神奈川歯科大学は今月11日、認知症ケアと予防を目的とした複合型シルバーアミューズメント施設を今年9月に開設すると発表した。
横須賀市と民間事業者も参画する産官学の枠組みを設けて運営を行う。認知症の当事者がリハビリを兼ねて働くことのできる食堂や趣味を楽しむカルチャークラブ、メイクやネイルアートサービスを展開していく。eスポーツを活用した認知症予防や多世代交流の場としても機能させる考え。スタッフは認知症の専門医や歯科医師だけでなく、同大の看護学生が実習を兼ねて参加する。運営をサポートしてくれるボランティアも募る。
同大の敷地にある海軍機関学校時代につくられた”赤レンガ”の建物を拠点とする。施設の名称については公募で決めるという。
横須賀市と連携協定
神歯大と横須賀市は同日、認知症共生社会を目指して、予防などに取り組むための「認知症トータルケア事業連携協定」を結んだ=写真。同大が立ち上げる高齢者アミューズメント施設で両者が協力して認知症対策の「横須賀モデル」を確立させる。認知症カフェとして、地域に開いた施設を展開するほか、認知症の当事者だけでなく、家族のケアなどにも取り組む。
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