大津中学校陸上部は8月20日、茨城県で開かれた全国中学校陸上競技選手権大会の男子4×100mリレーに出場し、3位に輝いた。同競技で横須賀初の快挙となった。
個人種目では予選敗退が続き、唯一、110mハードルで決勝まで勝ち進んだ熊谷エグゼイヴィア叶海琉(かみる)さんも最後のハードルを倒してしまい失格に。足を痛がる熊谷さんの姿を固唾を呑んで見守った選手たち。「後悔したくない。リレーで全力を尽くそう」。メンバーそれぞれの心に闘志の炎が宿った。
予選は6位で通過。決勝戦は8校で争われた。観客席から届く「行けー」「がんばれー」の声援を背中で受け止め、4人は懸命に駆け抜けた。結果は43秒09。優勝した伊東南中学校(静岡県)は42秒94で、大津中が県中学通信大会で出した大会新記録と同タイムだった。「勝てた試合。でも最高に楽しかった」と部長の別府公太郎さん。メンバー全員でひとしきり涙を流した後は、晴れ晴れとした表情で互いに健闘を称え合った。
陸上部顧問の荒井峻教諭=人物風土記で紹介=は「やれることは全てやった。しっかりバトンを繋げられて良かった」と労をねぎらった。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|