神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2023年2月17日 エリアトップへ

汗を流して健康維持 結成35年の「土曜卓球クラブ」

社会

公開:2023年2月17日

  • LINE
  • hatena

 土曜午後、坂本コミュニティセンター体育館に響くボールの音と元気な掛け声。市内を中心に活動している「土曜卓球クラブ」 の面々だ。1988年に結成して今年で35年目。最高齢は88歳。「1回約2〜3時間、気持ち良い汗をかいている。体力維持にもちょうどいい」とメンバー皆、笑顔を見せる。

 クラブ結成のきっかけとなった場所は、横須賀アリーナの卓球場。「40代の頃、仕事が休みの土曜日に一人で練習に来ていた。フリーで対戦していて、そこで知り合った人とチームを組んだのがはじまり」と代表の酒井富男さん(平作)。主に土曜日に活動していたから「土曜卓球クラブ」と名付けた。

 現在の在籍は、男女ほぼ同数で50代から80代まで19人。仕事などから退いた人も多くなったため、月・木・土と練習の回数を増やしている。メンバーは市内各地から。「経験者だけでなく、卓球を楽しみたいという人が集まっている」と酒井さん。今も働きながら土曜だけ参加する人もいるという。

 最高齢88歳の小林一博さん(望洋台)は現役時代、企業の卓球部主将を務めていたという。「通っていたパソコン教室の文書課題で『趣味は卓球』と書いたら、それを見かけた人に誘われて」と笑う。今は卓球と月に数回のゴルフが健康維持の秘訣。「前後左右に動くので、体幹が鍛えられる。ゲームは頭も使うし、早いボールを追うための動体視力も必要だよね」と小林さん。日々の練習はダブルスが中心で「個人の対戦では勝ち負けにこだわりすぎてしまう。(ダブルスの)相手を変えながら、卓球そのものを楽しめる場づくりを考えている」と酒井さん。「運動して汗を流すことで元気でいられる。良い”卓球仲間”という関係性もちょうどいい」と笑顔を見せる。

地域間交流も 

 卓球を通じて、ひょんなことから沖縄の団体との親善試合の機会に恵まれた。酒井さんが20年ほど前、個人練習で訪れた都内の勤務先近くの体育館で、対戦したのが沖縄の人だった。その後偶然再会し、親交を深める中で、沖縄からチームが横須賀に訪れて交流が始まった。04年には現地へ招かれ、対戦だけでなく観光などでもてなしてもらった。「卓球を通した地域交流。おもしろい出会いでしょ」とほほ笑んだ。新型コロナのためここ数年は実施できていないが、会員の親睦を深めるための年1回の合宿もメンバーの楽しみになっているという。

 「気付けば35年も経っていた。その間、多くの人との出会いがあり、卓球を続けられている」と酒井さん。コロナ禍で市の施設が利用できない期間は、それぞれウォーキングなどで体力維持に努めていたという。クラブのモットーは「健康で楽しく」。練習中の掛け声や和気あいあいとした会話も”楽しさ”につながっている。

横須賀版のローカルニュース最新6

市長アバターが英語で発信

横須賀市

市長アバターが英語で発信

生成AIで動画作成

5月3日

誰でも気軽にものづくり

汐入サポセン

誰でも気軽にものづくり

5月3日

お金の大切さ 子どもに

横浜幸銀信組

お金の大切さ 子どもに

オリジナル冊子を制作

5月3日

恐竜一色に

ウィング久里浜

恐竜一色に

5月3日

佐原と武の英雄譚

歴史講話

佐原と武の英雄譚

地元町内会が共催

5月3日

中世の遺構を公開

まんだら堂やぐら群

中世の遺構を公開

5月3日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook