芦名にある浄楽寺で3月3日(金)から5日(日)、「運慶八百年大遠忌 お戻り開帳」が開かれる。
全国に残存する運慶作の真作は19体といわれ、そのうち5体(阿弥陀三尊像・不動明王像=写真=・毘沙門天像)が同寺にある。今年は1223(貞応2)年に没した運慶の800年遠忌にあたり、例年3月3日だけの御開帳を3日間に延長。昨年、横須賀美術館と神奈川県立金沢文庫で開かれた「運慶展」から仏像が戻り、初めての「お戻り開帳」となる。
学芸員による講演
期間中、収蔵庫に収められた仏像を予約なしで拝観できるほか、「運慶遠忌記念切絵御朱印」も用意(数量限定)。本尊の4カ所の仏様に焼香を供えて自身の安穏を祈る「六佛焼香巡り」もできる。
このほかにも、さまざまな催しを企画。3日はクロマチックハーモニカの演奏、大楠わらべ歌の会の発表(午前11時から正午)、4日は光雲寺住職・増上寺布教師会会長の慶野匡文上人の法話(午前11時から正午)、大遠忌法要(午後3時から4時)、5日は県立金沢文庫学芸員の瀬谷貴之さんによる講演「運慶」(午前10時から11時、午後1時から2時の2回)、3日〜5日は市内出身の書家、溪口幽城さんの遺作展などが企画されている。
マルシェや朝市
「地域に開かれたお寺に」と活動する同寺。期間中「大楠マルシェ」として地域の飲食店などが出店(午前10時から午後3時)、4日・5日は、新鮮な海の幸、山の幸を集めた「浄楽寺朝市」も開かれる(午前8時から午後3時)。問い合わせは同寺【電話】046・856・8622
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