鴨居にアトリエを構えていた画家の谷内六郎の誕生日(12月2日)に合わせて、市内小中学校71校で同氏にちなんだ給食が提供された。
多くの市民や児童生徒に谷内六郎を知ってもらおうと横須賀美術館が企画。今年で2回目。提供されたのは、谷内が家族にふるまっていた「いくらでもスープ」。肉と野菜をバターで炒め、牛乳で煮込んだもので、いくらでもおかわりができる事から名付けられた。
城北小6年の逆井(さかさい)大洋さんは、定番化を熱望し「自分の中の給食ベスト3に入った」と舌鼓を打った。西脇慎人(まなと)さんは「野菜も甘くておいしかった。中学でも給食で食べられる事がうれしい」と笑顔を見せた。
電話取材で谷内六郎の長女の谷内広美さん(61歳)に話を聞いた。「父の料理はゴロっとした大きさの食材を使用していた。それがとても印象に残っている」と懐かし気に振り返り、「父の味からどんなアレンジがされているのか、ぜひ給食で出される『いくらでもスープ』を食べてみたい」と話した。
谷内六郎館のある横須賀美術館では、児童生徒の家庭に配布される11月の献立表を持参で家族の観覧料が2人まで無料に。期間は2024年4月7日(日)まで。
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