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食感楽しむ新感覚スイーツ 自然の甘さ「まぐろいもラッシー」
商品開発を手掛けた大学院生の池田さん
マグロ加工で発生する残渣（ざんさ）を肥料にして育てたサツマイモ「まぐろいも」を原材料に使用した新商品の販売会が２月15日、新港町のよこすかポートマーケットで行われた。神奈川県が横須賀商工会議所の「産農人育成プロジェクト」と連携して、未来の農業人材を育成する事業の一環。饅頭、フライドいもとある中でひときわ目を引いたのがラッシー。同メンバーのひとりである大学院生の池田英樹さんが開発した「まぐろいもラッシー」が来店者の人気を集めた。
まぐろいもは、甘みの強い品種として知られる「紅はるか」をマグロ由来の肥料で栽培し、保管方法の工夫などでさらに糖度を高めたもの。これを加工しやすいペースト状にしてスイーツメニューなどに使用している。
池田さん考案のラッシーは、ヨーグルトをベースにサツマイモの食感を損なわないよう粗めにつぶして混ぜ合わせることでとろみを強調。素材の甘さと風味を味わう大人向けとした。新商品に関心を示して購入した北下浦中３年の高野怜弥さんは「（さつまいもの）ザラツキが新感覚。食物繊維が多く含まれているので『腸活』になりそう。朝食にいいかも」と気に入った様子だった。
「まぐろいもラッシー」は今回の販売会の意見を参考にして味の調整を図り、３月１日（金）から同施設にテナント出店している横須賀ビールＴＡＰＲＯＯＭで提供する。価格は５００円（税込）。
産農人育成プロジェクト”拡大版”
マーケットセンスを持った農業人材を育成する先進的な取り組み。高校生に加え、大学生・社会人を迎え入れて農業実習、加工、商品開発、流通などを学んでいる。池田さんは大学院でダンゴ虫の肥料化を研究。農業を多角的な視点で捉える目的で参加している。
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