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横須賀版 公開:2012年11月2日 エリアトップへ

横須賀美術館で特別展 描いたのは田浦の電線 足跡巡る探訪ツアーも

公開:2012年11月2日

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朝井閑右衛門「電線風景」1960年 神奈川県立近代美術館
朝井閑右衛門「電線風景」1960年 神奈川県立近代美術館

 戦後の日本洋画界における代表的画家と名高い朝井閑右衛門。横須賀とゆかりの深い画家であることを知っているだろうか-。横須賀美術館では開館5周年の特別展として「没後30年 朝井閑右衛門展」を明日3日(祝)から催す。

 大阪生まれの朝井閑右衛門は独学で油絵のイロハを学び、1936年に文部大臣賞を受賞した500号の大作「丘の上」で一躍脚光を浴びた。その後、1947年からおよそ20年間、市内田浦町4丁目54番地に二軒長屋を改造したアトリエを構え、日々創作活動にいそしんでいた。

 田浦時代を偲ぶことのできる代表作は「電線風景(=写真)」と名づけられている。その絵のモチーフは、京浜急行とJR横須賀線が交わる場所で、送電線が縦横無尽に張り巡らされている空の様子が描かれている。独創的な世界観で切り取られた電線の風景は鎌倉に引っ越してからも度々制作されている。 画風は色彩豊かで、油絵としては極端に厚塗りのタッチのものが多いことが特徴的。天才的な感性の持ち主として第一線で活躍していたが、画集はなく個展もほとんど開かれなかった。

 会期は12月25日(火)まで(11月5日と12月3日は休館)。問合せは【電話】046・845・1211へ。

閑右衛門の足跡を辿る

 併せて横須賀美術館では11月23日(祝)に「閑さんのアトリエ探訪」と題した関連イベントを企画している。同館学芸員による解説を聞き、画業を振り返りながら「電線風景」が生まれた田浦のアトリエ跡と、自らが設計し、晩年を過ごした鎌倉のアトリエを訪ねてまわる。作品鑑賞だけでは味わえない朝井閑右衛門の創作活動の足跡を辿っていく。

 時間は午前11時にJR田浦駅に集合し、午後3時半頃JR鎌倉駅で解散。定員20人、参加費は保険料50円(交通費・昼食代等は各自負担)。参加希望者はハガキに住所・氏名・年齢・電話番号を記載し、〒239―0813横須賀市鴨居4の1横須賀美術館「11月23日探訪ツアー」係まで。11月14日(水)必着。応募多数の場合は抽選。

 この企画展の招待券をペア10組にプレゼント。希望者は、ハガキに〒・住所・氏名・年齢・職業・本紙の感想を明記の上、〒238―0032横須賀市平作1の12の8タウンニュース横須賀支社「朝井閑右衛門展」係まで。11月9日(金)必着。
 

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