横須賀市西逸見町にある市健康増進センター「すこやかん」が3月、神奈川県の「未病センター」の認証を受けた。県は、身近な場所で未病を改善する取り組みを知ってもらう事業を昨年から開始。同施設では、三浦半島地域での拠点として、体力測定や健康記録手帳の配布など、身体の状態を把握できる環境を充実させていく。
健康チェックや食・運動の生活習慣改善アドバイスなどを継続的・複合的にサポートするのが「未病センター」。体力測定などから、自分の健康状態を”見える化”することで「未病」への意識を高めるのが狙い。神奈川県は、自治体や企業・団体などの運営による「未病センター構想」を進めており、今回の認証で計10カ所となった。
すこやかんと同様に「未病センター」の認証を受けた県央地域の7市町村(綾瀬市・海老名市・座間市・厚木市・大和市・愛川町・清川村)では、各自治体の保健福祉施設内に「健康度見える化コーナー」を設置。体組成や脳・血管年齢、骨波形など測定結果を記録する市町村共通の「見える化手帳」を作成している。
健康増進の役割強化
横須賀市健康増進センター「すこやかん」は2001年、西逸見町のウェルシティ市民プラザ6階にオープン。プールやフィットネススタジオ、トレーニングマシンなどがあり、市内外から年間約20万人が利用している。開館当初から、市の健康づくり拠点として、保健所と連携した運動・栄養健康・フィットネス相談や体力年齢測定を実施。「体の健康づくり講座」では、運動不足解消・シニア向けなどの多彩なテーマを設けている。さらに、体力測定・トレーニング記録などのデータを蓄積し、運動計画作成に役立てている。
同施設では「未病センター」の認証により、認知度向上と幅広い利用促進を狙う。新たに、健康チェック測定会(未病測定コーナー)を開催(今月は5日)。また、自分の血圧や体重などを継続的に記録できる「健康手帳」を配布するなど、これまでの健康増進施設の役割を、さらに充実させていく方向だ。
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