風や水の流れを「かたちにとどめる」―。自然のエネルギーを用いた「動く屋外彫刻」で独自の世界観を広げる新宮晋氏の企画展が、横須賀美術館で催される。会期は11月3日(祝)から12月25日(日)。
イタリア留学中の1960年代、鉄線フレームにキャンバスを縫い付けた立体作品を発表。以降、一貫して自然エネルギーで動く彫刻を手掛けており、風景と一体となった作品は、世界各地に設置されている。
同企画展では「新宮晋の宇宙船」と題し、室内のわずかな空気の流れで動く「ハンギング・モビール」を中心に近作・新作15点で構成。水力で動く作品「小さな惑星」では、メタリックなパーツに反射する光や影など、幻想的な空間が表れる。また、同館の海の広場では、国内外の6カ所で展開した「ウィンドキャラバン」の彫刻作品21点を設置。美術館全体を1つの大きな作品として楽しめる。
11月5日(土)、12月3日(土)には、自然エネルギーだけで自活する村の実現に向け活動する同氏を追った映画「ブリージング・アース」の上映会を行う。両日とも午後5時半開場、参加無料。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>