ロボットの性能などを競う「創造アイデアロボットコンテスト」の県大会が11月5日(土)に開かれる。3部門に分かれており、市内からは8校が出場。各部門3校が関東大会に進む。
8月に行われた前哨戦の位置づけとなる横須賀大会では過去に全国大会で3位の実績を持つ長井中が2部門で優勝、1つは衣笠中が獲った。両校は県大会でも躍進が期待されている。
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歩行型ロボットで電池を運ぶ基礎部門では市を制した「長井ドリームのぞみ号」の突破が有力視されている。上位校は制限時間内に条件を達成する可能性が高く、その場合はいかにロボットが軽いかで勝負が決まる。操縦者の坂本大地君(1年)らは市大会から2カ月間でさらなる軽量化に成功して「勝てると思う」と自信をのぞかせる。
活用部門はコップをひっくり返しあう競技で、高い操縦技術が要求される。長井中からは2チームが出場する予定で、部内で切磋琢磨し合いながら両機とも関東をうかがう。
新作で挑む
同中の市”3冠”を逃すことにつながったのが、コート中央に設置された11本の綱と棒を引き合う応用部門での失敗。一度に多くの綱を引っ張れる変形型の製作を目指していたが、8月には間に合わず。ほとんどロボットが動かない状態での敗戦となった。県大会に向けては部長の龍崎真太郎君(2年)もチームに加わった。「ほとんど完成に近い」と手応えを感じている。
同部門で優勝した衣笠中。伝統的にロボットを受け継いでいく傾向があるが、部長の小島駿良君(3年)=写真右=をはじめとする3年生チーム「轟」は土台以外を一から作り上げた。ネジを多くして綱を引っかける場所を多くしたのが特徴の「愛着深い」轟号、「阿吽の呼吸がある」2年近くを共にしてきた仲間。受験のプレッシャーも迫るが、ロボット製作に没頭した中学生活の集大成を出し尽くす。
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