薬膳教室講師、石渡千代さんのもとで学んだ生徒らが作ったグループ「さんざし」がこのほど、レシピ本「季節を彩るおしゃれな薬膳」を出版した。
衣笠のレンタルスペースで2013年から2年に渡り、薬膳ランチを提供していたさんざし。営業終了後も「作り方を教えてほしい」「日々の生活に取り入れたい」といった声があったことから、製作に乗り出した。
撮影開始は一昨年10月。薬膳とは、中医学の考え方を基に季節の食材や生薬を用いて体調を整え、病気に罹らない身体づくりを目指すもの。レシピ本は12カ月のページ構成で、旬の野菜を用いるため撮影もこれに併せて、毎月1回ずつ。調理に加え、テーブルコーディネートや編集・校正・撮影もメンバー6人で役割分担し、1年以上かかってようやく完成した。
内容もひと工夫。例えば、3月は「ひなまつりの薬膳」と題し、菜の花やはまぐりを使ったレシピ。「肝の動きが活発になる時期、これを助ける食材や苦みのある春野菜を」―といったように、おすすめ食材やその使い方、季節の薬膳茶なども紹介している。
「”初心者にも分かりやすく”を心掛けた」とメンバー。今週末の11日(祝)・12日(日)に汐入の市民活動サポートセンターで行われる「のたろんフェア」で先行販売する。「よこすか栄養士薬膳健康づくり研究会」のブースで800円(税込)。
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