横須賀市長を2期8年務めた吉田雄人氏の任期満了に伴う退庁式が7日、市役所1階ロビーであった。支援者や職員らが約500人集まり、市役所を去る吉田氏にねぎらいの言葉を掛けた。
冒頭、挨拶に立った吉田氏が「市民にとって無駄な8年間ではなかった」と切り出すと大きな拍手が沸き起こった。手掛けた仕事を振り返り、道半ばとなった地域ごとのまちづくりや公共施設の適正化配置、学力向上を含む教育改革を残念だとした一方、奪い合いではなく分かち合いの自治体関係を構築したとする三浦半島サミットや高齢者の在宅看取り、児童養護施設の支援拡充などの実績を誇った。
これに加えて、「絶対にやってはいけない」としたことにアミューズメントパーク建設を持ち出し、新市長の掲げる政策をけん制。「動きがあれば一市民として署名活動を展開して阻止する」と語気を強める場面もあった。
後援会を解散し、政治活動に一旦の区切りをつけることも表明。ただ、「横須賀や三浦半島で必要とされる時があったら、それに応えられるよう自分を高めておきたい」と発言、政界復帰に含みを持たせた。自身の今後の動きとしては、児童養護施設や少年院を退所した若者のサポートや自然環境の保全活動を市民のひとりとして取り組むという。
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