入学してすぐ、昨年5月の市中学総合体育大会100m(1年の部)で優勝。同じ月の記録会でも3学年総合で1位を獲得した。市陸上界の新星―。県大会でも1年生の記録を更新し、「自分で想像していた以上の結果がついてきた」。その勢いで8月に全国大会(全中)、秋にはジュニアオリンピックにも出場。全国の舞台は「大きな自信になった」と振り返る。
そして今年。「去年は”挑戦者”の意識が強かった。2年になって記録も含めて注目度の高さを感じている」。焦りがない訳ではないが、「追いかけられるプレッシャーも力に変えたい」とメンタル面での成長も。先週末の県大会では、得意の200mで全国大会の標準記録を突破。来週末には県通信大会も控えている。「全国に行って終わりではなく、入賞。その次は優勝」。中学での3カ年のイメージはできている。そして、思い描く目標は、高校でインターハイ、日本代表へ。「横須賀にこんな速い子がいるんだ!と驚かせたい」と、はにかんだ。
陸上を始めたばかりの小学5年生の頃は800mだったが、短距離に転向。174cmの長身を活かした後半の加速が自分の強みだ。試合後は、スタートなどの課題を洗い直すとともに、筋力トレーニングにも力を入れる。
先月行われた日本選手権では県内の高校生が活躍。試合後、その選手の「一緒に走ってくれた人のおかげ」とのコメントが響いた。試合で向き合うのは記録だけでなく、心の在りよう。この言葉を胸に、「走るたびに自分を越えていきたい」
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