神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2019年12月6日 エリアトップへ

”片足のサッカー”広めたい 競技者が大楠高校で授業

スポーツ

公開:2019年12月6日

  • LINE
  • hatena
杖を軸に片足を振り子のようにしてボールを蹴る
杖を軸に片足を振り子のようにしてボールを蹴る

 上肢下肢に切断障害のある選手がプレーする「アンプティサッカー」を広めようと、競技者の松崎佑亮さん(浦賀在住)が先月27日、大楠高校で授業を行った。

 米国発祥の障害者スポーツで、「アンプティ」とは切断者を意味する。日常生活やリハビリ医療目的で使用される「クラッチ」と呼ばれる杖を駆使してプレーする競技。下肢切断者がフィールドプレーヤー、上肢切断者がゴールキーパーを務める。国内での競技人口は約100人と少なく認知度も低い。

「健常者も一緒に」

 松崎さんは昨年1月に事故に遭い左足を切断。小学校から社会人まで続けていたサッカーをあきらめきれず、障害があってもできるサッカーを探していた時に出会ったのがこの競技だった。現在は競技者として日本代表を目指しながら、普及にも取り組んでいる。

 松崎さんが講師を務めたのは、同校が独自に設定する「アラカルトスポーツ」という科目の一環。授業では競技の魅力などを映像を交えながら解説し、「切断者だけでなく、片足を上げてしまえば、健常者も同様にプレーすることができる」と話した。認知度の低さにも触れ「若い人にもっと知ってほしい」と呼びかけた。

 授業の後半では、実際に競技を体験。クラッチを使い走ったり横に動いたり、操作に慣れた後は実際にボールをキック。クラッチを軸足代わりにし、振り子のようにしてボールを蹴る、という特徴的な動きに生徒たちは苦戦しながらも、終盤には生徒と教諭で紅白戦を行うなど盛り上がりを見せた。

 松崎さんは「実際にプレーすることで競技の面白さや難しさを体感してもらえたと思う」と話した。

横須賀版のローカルニュース最新6

市長アバターが英語で発信

横須賀市

市長アバターが英語で発信

生成AIで動画作成

5月3日

誰でも気軽にものづくり

汐入サポセン

誰でも気軽にものづくり

5月3日

お金の大切さ 子どもに

横浜幸銀信組

お金の大切さ 子どもに

オリジナル冊子を制作

5月3日

恐竜一色に

ウィング久里浜

恐竜一色に

5月3日

佐原と武の英雄譚

歴史講話

佐原と武の英雄譚

地元町内会が共催

5月3日

中世の遺構を公開

まんだら堂やぐら群

中世の遺構を公開

5月3日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook