広島・長崎で被爆した人の体験談を通して、平和の大切さを語り継ぐ市民活動団体による講座が8月8日(土)、三浦市民交流センター「ニナイテ」で開かれる。時間は午後1時から2時。
参加するのは、「被爆体験を語り継ぐ会」と「ピースメッセージ横須賀orizuru」。いずれも市内で活動している団体で、「語り継ぐ会」は約3年前に発足。メンバーの三澤幸子さんは別の市民活動で、県原爆被災者の会横須賀支部「なぎさ会」を招いた講演会を開催し、「60年近く誰にも話していなかった」という人にも出会った。「当事者の方もかなりの高齢になっている。その声を今、伝え継がなければ」との使命感で会を立ち上げた。
体験を語る人が少なくなっている中で、現在は被爆者の話をまとめたDVDの鑑賞や核兵器の現状を伝える展示のほか、平和や命について語り合う場を設けている。今後は体験者の語りをもとに、朗読劇など広い世代に語り継ぐ方法を模索していくという。
同会から発展して生まれた「横須賀orizuru」は、広島へ折り鶴を届ける活動を始めている。代表の加藤和之さんは、被爆者の体験や想いを伝える”語り部”―「広島被爆体験伝承者」の養成に2年前から参加。7月下旬には広島で研修を受け、その足で市内の子どもたちが作った折り鶴も奉納した。
当日、加藤さんはビデオメッセージでの参加。折り鶴づくりの時間も設けており、主催者は「一緒に平和の思いを共有したい」と話している。
会場はベイシア三浦店2階(三浦市初声町下宮田5の16)、問い合わせは【電話】046・845・9919
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