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横須賀版 公開:2021年4月23日 エリアトップへ

市内中学校 外部講師招へい、生きた授業

教育

公開:2021年4月23日

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学校現場に、地域の人材や専門分野を持つ社会人を迎え入れてユニークな授業が行われている。

担当教諭が人脈やアイデアを駆使して実現させており、多様な価値観に触れる機会となっている

新しく生まれた仕事田浦中でキャリア授業

 田浦中学校で今月16日、様々な職業に就く大人から話を聴く「職業人講話」が行われ、2年生144人が熱心に耳を傾けた。講師を務めたのは、ドローン(無人航空機)パイロットの今井拓也さん。めざましい技術進歩とともに広く普及し始めている産業用ドローンのニーズ、ビジネス活用の可能性などについて説明した。

 空撮や測量、屋根点検、農業散布などの利用に加え、商品配送の実現に向けた開発が進むなど、「新しく生まれた仕事として注目の分野」と今井さん。ドローンに興味を持ち出したのが5年前で、好きなことを追求してきた延長線上に仕事があったという。そんな経験から「やりたいことを見つけ、実現に向けて本気で行動を起こすことが大切」とアドバイス。生徒によるドローンの操縦体験もあった。

語り部から学ぶ「命と共災」神明中と被災地つなぎ授業

 東日本大震災から10年が経過したことを受け、神明中学校2年生約160人は今月16日、宮城県南三陸町で「語り部」として活動する佐藤慶治さんと菅原清香さんとリモートで繋がり、被災した体験談から「命と共災」について学ぶ授業を行った。

 同町出身の熊谷健太郎教諭が「私の故郷を通して、災害に関する知識や人生での挫折に屈しない心を育てたい」と現地の観光協会に依頼して企画が実現。語り部2人は高さ12mある防災庁舎屋上で津波が迫る恐怖と闘う人々や海に流された街、復興の経過などの写真を体育館のスクリーンに映しながら解説。その様子を生徒は真剣な表情で見入っていた。

 生徒代表の小森夢月さんは「当時私は3歳でこんなに多くの人を苦しめた地震だとは知らなかった。大切な人が命を失わないように日頃から災害について話し合おうと思った」と感想を述べた。
 

機体を持ち込み解説するドローンパイロットの今井さん
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震災後、瓦礫に埋もれた南三陸町の様子を見る生徒
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