市民団体「久里浜の文化を考える会」は、ペリー公園にある「ペリー上陸記念碑」の建立経緯をまとめた案内看板を同園内に設置した。
1900(明治33)年10月に、かつてペリー艦隊の一員として来航したアメリカ退役海軍少将ビアズリーが久里浜を訪問。「ペリー提督の上陸を記念するものがないのは残念だ」と話したのをきっかけに、記念碑設立に向けて動き出したという。翌年完成し、上陸した7月14日にあわせて除幕式が行われたが、戦時中は敵性を排除する動きにより一度倒され、戦後復元された経緯がある。
「これまで碑を紹介する看板はなく、設立にまつわる様々な物語を知ってほしい」と会長の小川喜久雄さん=写真右から2番目。約1年かけて作られ、毎年開かれる「久里浜ペリー祭」の記念式典に米国大使館や在日米海軍関係者らが参加することから、案内文には英訳も表記したという。小川さんは「歴史を知ることで街の良さを再発見してもらえたら」と話し、完成を喜んだ。
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