「階段が急で危ない」「ベビーカーやカート、車いすは昇り降りできない」「暗くて不安」-。県道横須賀三崎線・横須賀葉山線の交差点、衣笠十字路の地下道の現状について、近くで飲食店を営む長谷川武さんが、開会中の9月市議会に陳情を提出した。
この地下道は1972年に完成。出入口の4方向に2つずつ階段があるが「交差点を横断しようとして車と接触しそうになっている高齢者を見かけることも多い。地下道の使いにくさで人の行き来にも影響が出ているのでは」と長谷川さん。そこで、議会への「陳情」という形で地下道を含めた歩行者交通のあり方検討を投げかけた。
9月1日の都市整備常任委員会で担当部局は、西地区から横須賀中央へ向かうバス道路として、公共車両優先システムなどを導入して渋滞の緩和に尽力してきた経緯を説明。「地元や西地区の意見を踏まえて、県土木事務所などとの交通問題対策部会の中で議題として取り上げ、総合的に検討していく」と回答した。委員からは「エレベーター新設はどうか」などの意見があった。長谷川さんは、「現状を変えてほしいという要望に耳を傾けてくれてうれしい。多くの人の声を聞いて、使いやすい交差点、地下道になれば」と話した。
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