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SpecialInterview 視点はグローバル、心は地域共生 羽田空港にサテライト歯科構想
2020年も神奈川歯科大学の鹿島勇理事長は「攻めの経営」のようだ。次の10年の核となる「東京サイバー・サテライト構想」を打ち出し、4月には羽田空港ターミナルにサテライト歯科クリニックを開設するという。「財の独立なくして学の独立なし」─学校経営改革を力強く推し進める鹿島理事長の根底にあるのがこの考えだ。
《2010年の理事長就任から丸11年を迎えます》
経営戦略を考える上で10年を一つの区切りと考えています。この間で新附属病院の完成、人体標本室のある資料館の設置、東京歯科衛生専門学校の経営統合を実現することができました。グローバル時代を見据え、外国人留学生の受け入れも積極的に進め、アジア圏を中心に現在150人の学生が在籍しています。大学施設を地域に開放するイベント「ジャカランダフェスティバル」には、毎年5千人の来場者が集まるようになり、本学を多くの市民が知るようになりました。
《次の10年はどんなイメージですか》
大きなビジョンとして示しているのが、「東京サイバー・サテライトクリニック構想」です。口腔医療のイノベーションを起こすことを目指しており、審美的要素をより高めた歯科矯正やインプラント治療、歯周疾患をメインとした先進の口腔医療機関を設立します。先の東京歯科衛生専門学校の経営統合もこれの実現に向けた戦略上の取り組みであり、重要な拠点の一つとして機能させます。美容系専門学校とも連携協定を結ぶほか、大手化粧品メーカーとの協業も視野に入れており、歯科医療と美容を融合させた新しいビジネスモデルを創造していきます。これにより新職種の創発にもつなげていく考えです。今年はその最初の一歩を踏み出します。
《国内需要だけでなく、アジアの富裕層などインバウンドビジネスの展開も狙ったものでしょうか》
もちろんです。「医療ツーリズム」などは、まだまだ伸びしろのある分野であり、将来の受け入れ体制の拡大を
念頭に今年4月、羽田空港ターミナルに「サテライト歯科クリニック」をオープンする予定です。世界に開かれた国内最大の交通の要衝で、知識・経験・ノウハウという情報を蓄積して、「東京サイバー・サテライトクリニック」の展開にも役立てます。その先には「医療インバウンドコンソーシアム構想」も描いており、総合病院や癌センターとも連携したサービスの提供を考えています。さらに付け加えれば、「東京サイバー・サテライトクリニック」の仕組みをパッケージ化して、アジア諸国にも展開させたい。そこでは本学で学んだ留学生が中心的な役割を担ってくれることを期待しています。
《ヨコスカ・ジャズ協会の会長に就きました》
ジャズは「破壊と創造」の音楽です。「仮説と証明」を繰り返して真理を突き止める臨床やサイエンスと同じであるような気がします。私のジャズ評は別にして、愛好家の一人としてお役立ちできることがあれば、と引き受けました。横須賀の街はジャズが似合います。地域活性や文化振興の一助になれるよう頑張ります。
■神奈川歯科大学/横須賀市稲岡町82/【電話】046・822・8751/【URL】http://www.kdu.ac.jp/
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