藤沢市の防災計画の指針となる「藤沢市地域防災計画」について先月22日、市議会の災害対策等特別委員会が開催され修正案の報告が行われた。
同計画は、国の災害対策基本法等関連法令の改正や、防災関係機関の知見を加えるなど、適時修正を行っている。今年度は、市の災害対応力と防災啓発の強化を図るほか、神奈川県防災会議からの意見や最新情報を反映させた。
災害対応力の強化では、市の防災情報をプッシュ通知する防災アプリの導入や防災行政無線の自動音声合成による迅速な配信体制の整備、ペットの避難時に必要な用具の調達支援や新たなペット同伴施設の開設についての検討、確実な応急給水に向けた体制整備などを追加した。
防災啓発の強化では、ハザードマップを最新版に更新するほか、これまで作成していなかった高潮や内水氾濫など災害種別に応じたハザードマップの充実、若年層の防災意識を向上させるための中学生向け冊子提供など学習機会の創出などを盛り込んだ。
また、救助活動の効率化を図るための災害時における安否不明者氏名等の公表や、最新の富士山ハザードマップ等の資料編への追加なども行う。
今後は、2024年1月29日に市防災会議に最終案を報告後して修正を決定し、同年3月上旬に市民周知及び県知事への修正報告を実施。担当の市防災政策課では「来年度から、修正後の計画で防災施策を進めていきたい」としている。
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