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藤沢版 公開:2024年1月12日 エリアトップへ

二十歳の門出 再会に笑顔 4年ぶり一斉開催 ライブも

社会

公開:2024年1月12日

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ライブ用のペンライトを手にする参加者
ライブ用のペンライトを手にする参加者

 成人の日の8日、藤沢市の「はたちのつどい」が藤沢市民会館であり、新たな門出を迎えた若者らが祝賀を受けた。昨年は出身中学校別に2部制で分散実施されたが、新型コロナが5類に移行し、4年ぶりの一斉開催となった。式典では国歌と市歌が「静聴」から「斉唱」に戻った。

 10代後半をコロナ禍で過ごし、さまざまな行動制限を余儀なくされた参加者ら。記念事業もアフターコロナを意識したプログラムが組まれ、6人の新成人による実行委員会が「ライブ」をコンセプトに昨年6月から企画。つどいを会場全体で盛り上げようと、手作りのペンライトが参加者に配られた。

 特別ゲストとして、市内出身でフリースタイルダンスの世界王者に輝いたTHE・D・SoraKiさん(20)が華麗なダンスを披露。チアリーディングチームや鵠沼高校マーチングバンド部がパフォーマンスで新成人にエールを送り、参加者たちが手拍子で応えた。

 テーマは『2024藤沢キュンとはたちの輝き』。片瀬中学校出身で実行委員長を務めた瀧澤美優さん(20)は「記念事業には私たちのたくさんの思いを込めた。準備に苦労もしたが、達成感や自分自身の成長などを得ることができた」と笑顔をみせた。

 今年の対象者は前年より185人多い4421人で、過去10年では最も多かった。

独自の装いで

 ストライプのジャケットをベルトでウエストマークし、グレーのパンツに水色のチュールスカート。独自の着こなしで目を引いたのは、湘南台中学校出身の高橋雄大さん(20)。中学時代は周囲になじめない時期があり、一時は参加を迷ったが、「成人式は一生に一度だから」と足を運んだという。

 昔から古着が大好きで、衣装は自らコーディネート。幼少期からかわいがってくれた大叔母も「雄大らしくあればいい」と背中を押してくれた。将来はスタイリストを目指しているといい、「服を通じて外見と内面を表現できるのがファッションの面白さ。大人としての自覚はまだだけど、藤沢や日本のためにちょっとでも貢献できるようになりたい」とはにかんだ。

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