1日に発生した能登半島地震を受け、藤沢市内でも支援が広がっている。5日、湘南台駅地下通路では湘南台地区郷土づくり推進会議のメンバーらが募金活動を展開。駅前を行き交う人々が次々と浄財を寄せた。
報道で被害を知った同会議の有志が「物資の需要は分からないが、義援金であればすぐにでも役に立つはず」と発案。湘南台市民センターと連携し、その日のうちに募金活動を始めた。
サッカーの練習帰りに友人と立ち寄った大川蛍介さん(12)は「普段の生活ができなくなった被災地の人たちが可哀想。少しでも助けになれば」と募金を託した。
同会議では8日までの4日間、有志が交代で街頭に立ち約230万円が集まった。募金は石川県が指定する義援金口座に振り込むという。同会議の河合恒二さん(77)は「藤沢で寄せられた善意。必要なものが市民に届けば」と話した。
消防職員15人派遣
能登半島地震を受け、藤沢市は9日、救助や後方支援、特殊装備の4小隊計15人の消防職員を石川県輪島市に派遣した。地震による家屋倒壊現場での救助活動にあたる。
派遣に際し、鈴木恒夫市長は「被災地は雪が降る厳しい寒さの中での救助活動になるが、これまで培った技術や経験をいかんなく発揮し、活動を行ってほしい」とコメントした。
市では本庁舎や市民センターなど市内計21カ所に義援金を募る募金箱を設置している。
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