藤沢市は昨年12月25日、市内で極めて優れた技術者を匠として認定する「藤沢マイスター」に角田浩二さん(72・磁器絵付師)=亀井野=、松井純一さん(63・機械加工)=横浜市鶴見区=、丸山一朗さん(64・内装表具師)=弥勒寺=をそれぞれ認定した。
角田さんは画塾「遊美舎」を主宰。20代から絵付けを始め、国内外で作品展を開催するほか、一般から専門家まで実技指導を通して後継者育成にも力を注いでいる。
松井さんはいすゞ自動車藤沢工場に勤務。40年以上、機械加工に従事し千人以上の若手技能者を育成。また職業体験学習などを通じたものづくりの楽しさを伝えている。
丸山さんは丸山表具店M,HOUSE代表。古来の伝統技法を重んじつつ独自の見識や施工方法を探求し、技術の発展に取り組むほか、長年技能検定委員も務めている。
同日、藤沢市役所で発表があり、新マイスターらが「今後は自己研鑽とともに市の産業振興や後継者育成に力を注いでいきたい」などと抱負を語った。同制度は2013年に創設。市によると今年度は開始以来最多の11人の応募があったといい、認定マイスターは計16人になった。鈴木恒夫市長は「それぞれの分野で卓越した技を持つ人で、藤沢の宝。広く興味を持ってもらい、新たな匠を目指すきっかけにもなれば」と期待した。
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