藤沢市社会福祉協議会主催の「2023年度地域福祉学習会」が12日、藤沢市役所分庁舎で開催された。さまざまな社会課題について学び、皆が支えあう安心のまちづくりを目指して毎年行われている。
今年度は「ひきこもりの話しをしよう」と題し、当事者や家族の支援に取り組んでいる(一社)ひきこもりUX会議代表理事の林恭子氏とヒューマン・スタジオ代表兼相談役の丸山康彦氏を招き、講演や対談、質疑応答が行われた。会場には約50人が集まった。
講演で林氏は、「ひきこもりの人の就労支援制度が多いが、その手前の支援が必要」とし、「当事者の声や思いを届けないと、本当のニーズに合った支援ができない」と現状の課題を解説。
その後の対談では、林氏と丸山氏が自身もひきこもりになった経験などを話した。質疑応答では、「将来が心配になるが、見守り続けてよいものか」との悩みに丸山氏が「毎日を少しづつ積み重ねていくイメージで、ポジティブな声掛けを習慣化していくと良い。ある程度の時間はかかるもの」と回答していた。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>