新たな藤沢市へ【7】 待機児童〜新設だけでは解決せず! 水戸まさし/前衆議院議員
藤沢市はここ10年間で保育所を55カ所も新設し、定員枠を1・8倍拡げてきました。ところが待機児童数は、減るどころか増える傾向にあり、県内で一番待機児童が多い市となっております。
また経済的に働かざるを得ない家庭の子どもが入所できなく、一方、もっと親元で育てたいにも関わらず、制度がそれを許さないというミスマッチも起きています。
既に藤沢市には様々な子育て支援メニューがあり、国や県からも色々な手当や給付がされてきました。この水準は維持しつつも、乳幼児期には手元において育てる「子育て優先サービス」も充実すべきと考えます。
一定額の子育て応援費や、応援チケットの支給をはじめ、「子育てサロン」や「子育てアプリ」を通じて、適切な情報の受発信や相談体制を敷いていくべきです。
そして、妊娠期からの切れ目のない支援も不可欠。妊婦さんの健康は胎児にも大きく影響しますので、例えば移動困難な場合には、「マタニティー・タクシー券」を利用してもらうもの一考でしょう。
さらに家庭と保育所との連携強化も進めていく必要があります。親が保育士体験をすることにより、相互の信頼関係を深める機会となると思います。
子どもは藤沢にとっても宝物です。子育て支援=未来への投資ですので、税金投入の基本的支柱に据えて実施していかねばなりません。
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