新たな藤沢市へ【8】 村岡新駅、説明責任を果たせず 水戸まさし/前衆議院議員
かつてから鉄道は、駅や路線といった「点と線」だけでなく、広く「面」を見て計画されてきました。計画には、街並みや周辺環境への影響、ネットワークとしての価値など、幅広い視点が不可欠です。
既に村岡地区では、JR東海道線の新駅構想が打ち出されています。市はこれを歓迎し、建設費の負担に合意しておりますが、各所に根強い反対論があるのも事実。
現時点の村岡の街づくりを示すマスタープランは、人口減少や気候変動への影響、デジタル技術による交通システムの進展など、将来の社会環境の変化を考慮したものでしょうか。それでもなお、投資すべき魅力的なものなのでしょうか…。
単に村岡に中間駅を作ったところで、通勤・通学時間帯には満員電車に、より人を詰め込むことになり、市民にとっては却って不利益になるでしょう。
藤沢の発展を支える拠点としたいならば、村岡のみならず市全体を、そして周辺都市も視野に入れて、交通計画を組立てるべきです。
村岡新駅に対する藤沢市のプランは、「点」しか見ておらず、単なる再開発の域を出ておりません。
藤沢らしさ、村岡ならではの魅力を引き出し、湘南や首都圏という「面」の価値を高める都市計画が不可欠と考えます。それをして初めて、市民(納税者)に対する説明責任を果たすことになるのです。
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