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藤沢版 公開:2020年11月6日 エリアトップへ

藤沢の“躍動”イラストに

社会

公開:2020年11月6日

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 国道467号線沿い、藤沢プラザ本館跡地のマンション建設現場の一角。藤沢のまちをモチーフにした鮮やかなイラストが街頭を彩っている=写真。手掛けたのは、東京五輪セーリングチーム公式イラストなどを手掛ける人気画家でイラストレーターの山下良平さん(47)=辻堂太平台在住。昨夏に藤沢に移住した縁もあり、生活者の目線を取り入れながら作品を仕上げた。制作を振り返り「藤沢は創作意欲をかき立てる街」と話す。

「現代絵師」山下良平さん

 水平線に沈む夕日を背景に江の島やサーファーのシルエットが織りなす幻想的な片瀬海岸。街を象徴する江ノ電や市民まつり。モチーフはいずれも湘南を彩る市民お馴染みの景色だ。建設中のマンション「PLAY!Fujisawaプロジェクト」のコンセプトに沿って4作品を描いた。

 山下さんは福岡県出身。九州芸術工科大で映像を学び上京。横浜の遊戯施設などで似顔絵師として人気を博した後、2008年には若手アーティストの登竜門として知られる「FM802 digmeoutオーディション」で優勝した。

 現在は「現代絵師」の肩書で活躍。東京五輪セーリングチームや横浜マラソンなどのほか、スニーカー「瞬足」やナイキなど大手ブランドのイラストも手掛けている。

生の衝撃大切に

 横浜市からアトリエごと移住したのは昨夏。藤沢を選んだのは偶然だったが、「今回の仕事やその後に受けた五輪の仕事など、今考えると何かに導かれたようですね」と笑う。

 山下さんが創作で大切にしているのが、「描きたいという衝動」。美しい風景だけに限らず、音楽やスポーツ、市井の人々の暮らし、その場に立ち尽くしてしまうような衝撃を感じては、作品に昇華させるという。そんな創作スタイルが作品のテーマとする「躍動感」にも生きる。 

いつか市内で個展も

 自身の印象に残るのが、日課である片瀬漁港の散歩をしていたとき。夕暮れの中、港のそばで1人トレーニングに励む中学生の姿に心奪われた。その感動をもとにした作品は今秋の個展でも評判を呼んだ。

 道ですれ違うサーファーや親子連れ、行きつけのパン屋や飲食店。自身にとって日常の何気ない風景も「創作への刺激」だ。

 「その意味で藤沢は意欲をかき立ててくれる街。いつか市内でも個展が開けたら」とほほ笑んだ。

取材に応じる山下さん。市内のアトリエで
取材に応じる山下さん。市内のアトリエで
港での出会いを元に描かれた作品/Parkour boy ©️2020 Ryohei Yamashita
港での出会いを元に描かれた作品/Parkour boy ©️2020 Ryohei Yamashita

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