司法書士の無料相談会
6月1・15日
5月18日
湘南台と福島県楢葉町では、住民同士が手作りの和布細工を通じた交流を続けている。
きっかけは震災直後、楢葉町在住で和布工房「ほのぼの」の代表を務める高原カネ子さん(72)が湘南台の知人宅で避難生活を送った際、地域住民と交流し、湘南台地区社会福祉協議会のボランティアに携わったことから。14年、16年、19年に湘南台駅地下広場で「春ほのぼのin湘南台」と題した復興支援と交流を兼ねた企画展を開催。湘南台の有志が寄贈した古い和服を使って、高原さんらが制作した作品を展示した。
節目の今年、湘南台住民が楢葉を訪問する予定だったが、コロナ禍で頓挫。それでも現地から「作品展示だけでも」と声が掛かった。
心の交流 できる限り
2月下旬、湘南台や善行のサークル4団体が手掛けたつるし雛など50点を現地に送るため「春ほのぼのin湘南台実行委員会」の青木征男さん(79)と能村秀雄さん(81)が箱詰めを行った。「何年経ってもこの縁は忘れないを合言葉に、できる限り心の交流を続けていきたい」。青木さんは力強く話す。
作品は3月末まで、復興イベントを開催している楢葉町の「みんなの交流館ならはCANvas」で展示されており、18日にはオンライン上での交流を予定。高原さんは「お世話になった湘南台の皆さんを家族のように、そして藤沢を第二の故郷のように感じる。10年間で高齢化し、交流が難しくなることもあるが、できる限り続けていきたい」と話した。
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