平塚(まち)の足跡 〜町名探訪〜 第75回 「日向岡」
旭地区の北西部に位置し、北を公所地区、東と南を根坂間地区、西を上吉沢・下吉沢地区と接している。
1985年の住居表示で誕生した新町名で、日当たりの良い開拓された丘陵という意から名づけられた。地元では「ひなとうか」とも呼ばれる。
1933年の道路建設の際、宝珠院の裏山斜面で計28基の大規模な横穴群(根坂間横穴群)が見つかった。人骨や直刀、須恵器などの出土遺物などから、6世紀後半から8世紀前半の造営と考えられ、かつては高人が居住していたことがうかがえる。
日向岡の開発は東京急行電鉄(株)が行い、1974年、当時の加藤一太郎市長と同社の間で「日向岡地区開発事業に関する協定書」が交わされた。協定に盛り込まれた都市計画道路事業の隧道(ずいどう)整備に伴い、98年5月21日に日向岡トンネルが開通した。
【協力/平塚市史編さん担当、参考文献『平塚市郷土誌事典』『平塚市地名誌辞典』】
■次回は小鍋島の予定
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