意見広告・議会報告
県政報告 水道管老朽化対策が急務 神奈川県議会議員 米村かずひこ
元日に発生した能登半島地震では、各地で水道管が破損し、断水が長期化していることが問題になっています。原因の一つとして、水道管の更新が他県に比べて進んでいなかったという実情が浮かんできました。
神奈川県では以前から水道管の老朽化対策に取り組んでおり、私も2月、市内浅間町で行われている水道管基幹管路更新工事を視察しました。
同工事では現在、立野町から中里まで約1・5Kmの区間において、地下約10〜14m下をシールド工法で掘り進んでいます。2025年までに同区間の老朽化した水道管を取り換え、災害に強い安定した水の供給体制の確保に取り組んでいます。
一歩一歩前進を
能登半島地震では各家庭につながる管路だけではなく、上流の浄水場なども被害を受け、断水が長期化しました。日本は関東大震災で関東近縁の水道網が壊滅的な被害を受け、それ以降、破断しにくい耐震管や抜けにくい継ぎ手など様々な技術が開発されています。
水道管路は高度経済成長期に整備が進み、現在は全国で計約74万Kmに及びます。老朽化に伴い耐震性のある管への入れ替えを進めていますが、2021年度時点で県の基幹管路の耐震適合率は73・1%。全国平均の41・2%を上回りますが、まだまだ万全とは言えません。
水道は広域に広がり、ガス・電気等のライフラインとも複雑に絡み合うシステムです。工事は住宅街の道路下を通る場合もあり、事故がないように慎重に行われる必要があるので、一度に耐震化を進めることが難しい側面もあります。それだけに、継続的に県政に働きかけ、命を守る水道の整備を訴えていく所存です。
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