水が育んだ金目を紹介 市博物館で特別展
平塚市博物館で3月15日(土)から春期特別展「水と生きる里―金目の風土とその魅力」が開催される。エコミュージアム金目まるごと博物館との初共同企画。
市北西部に位置する金目地域とそこに流れる金目川の水に焦点を当て、水と人との関わりの歴史、川が育んだ多様な自然、農業と先人たちの暮らしについて紹介する。塚越遺跡から出土した弥生時代のおにぎり状炭化米、片岡の旧家・宮川家の先祖が徳川家康から拝領したと伝えられる葵紋付茶碗、稲荷講で使用した江戸時代の幟旗など貴重な資料が展示される。5月11日(日)まで。
2007年度に創設されたエコミュージアム金目まるごと博物館は、地域全体を屋外博物館に見立てて地域住民が自然環境や歴史、文化といった地域資源に関する調査・研究、保存、展示・発表を行い、まちづくりに生かす取り組み。特別展では調査を元に作成した金目の地域資源イラストマップ、金目親水公園に生息する蛍とカワニナも出品する。同博物館は「地域の人々による『地元学』の実践例を示すことも本展の目的にしている」という。
関連事業として3月22日(土)午後1時30分から元館長の土井浩さんによる記念講演会「田園都市構想と民権」が開かれる。4月5日(土)には金目公民館で「一枚の古文書から郷土史を読み解く」をテーマに早田旅人学芸員の講演会。このほか金目ウォークや生きもの観察会、子ども自然観察クイズラリーなども行われる(往復はがきで事前申込制)。
開館時間午前9時〜午後5時。月曜日休館(5月5日は開館)。入館料無料。問い合わせは同館【電話】0463・33・5111。【URL】http://www.hirahaku.jp/
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