平塚海岸近くの集合住宅「湘南高浜台ハイツ」でこのほど、花壇や植栽の管理方法や景観を守るためのルールをまとめた「ハイツみどりのマニュアル〜ハイツ環境憲章」が策定された。
敷地内ではソメイヨシノと松林の色鮮やかなピンクと深い緑が調和し、ツツジやライラック、アフリカ原産のトリトニアクロカタなど30種類を超える植物が群生する。どれも手入れが行き届き、四季折々の景観が住民たちを楽しませている。
環境憲章は、湘南高浜台ハイツ住宅管理組合(高見澤佑介理事長)を中心に策定され、199世帯441人に配布された。剪定や除草など年間の管理工程や敷地内の木々、花々の種類がまとめられているほか、住民から募集した「緑の標語」も紹介している。
管理組合を構成する理事は10人で任期は2年。高見澤理事長(79)は「組合が住民と一体となり一貫性をもって景観の維持管理を10年、20年と続けるにはマニュアルが必要だった」と憲章策定の経緯を説明する。
「緑なす 住まうハイツの美しさ」「大切に 緑を育てる ハイツの心」。憲章に紹介された標語には、住民が育て守ってきた美しい自然に対する愛着や誇りがうかがえる。
高見澤理事長は「環境憲章をもとに景観の管理をしっかり進めたい。こうした取り組みが市内に広がり、自然あふれる平塚が未来に続いていけば」と話している。
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