湘南ベルマーレのJ1リーグ第7節は14日、松本山雅FCをホームに迎え、1対1で引き分けた。
敵将の反町康治監督と曺貴裁監督は、ベルマーレが11年ぶりにJ1昇格を果たした当時の監督とコーチの関係で、松本との対戦は互いに手の内を知る師弟対決として注目を集めた一戦。両チームサポーターが声を張り上げ、試合前から熱気を帯びた。
ベルマーレは前節の磐田戦からスタメン3人を入れ替え、FW山崎凌吾、MF齊藤未月、DF大野和成を起用。序盤から指揮官の起用に応え、山崎はボールを収めてタメを作って攻撃の起点をつくり、大野は積極的なオーバーラップでベルマーレらしい波状攻撃の一翼を担った。一方、松本はロングボールをFW前田大然に集めて応戦したが、DF陣が落ち着いて対応。安定した守備で前半はベルマーレが試合を掌握した。
ベテランに釣られるように鈴木冬一もサイドから攻撃を活性化し、前半30分には山根視来のスルーパスに反応して好機を演出。しかしゴール前の精度を欠いて、先制点を奪えず前半を折り返す。
先制点の期待が高まる中、迎えた後半6分にベルマーレが試合を動かした。ペナルティエリア中央でパスを受けた山崎が反転して放ったシュートのこぼれ球に齊藤が反応。しかしシュートはポストを叩き、跳ね返りを武富孝介が頭で押し込んだ。
試合を優位に進めたいベルマーレだったが、松本が同18分、26分に前線の選手2人を交代すると、流れは次第に傾いた。セカンドボールは拾われ、守勢に回り始めた同38分。ペナルティアリア手前からミドルシュートを決められ同点に追いつかれる。
その後は互いに良い位置でフリーキックを獲得したがゴールを奪えずホイッスルを聞いた。
次節は4月19日(金)、敵地で川崎フロンターレと対戦する。
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