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ふれあいから学ぶ命の尊さ 大磯中学校で『思春期ふれあい体験』を実施

公開:2011年3月4日

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赤ちゃんを抱く生徒
赤ちゃんを抱く生徒

 大磯町立大磯中学校(熊澤久校長・生徒399名)で2月28日、妊娠や出産について学ぶ『思春期ふれあい体験』の講義が行われた。生命の尊さや妊婦に対するやさしさ、思いやりの必要性を学んでもらおうと大磯町保健センターの保健師、助産師、看護学生らが指導にあたった。また今回の講義では、町内に住む妊婦や生まれて間もない赤ちゃんも参加。生徒が実際に触れたり抱いたりするなどふれあいもおこなわれた。

 講義に参加したのは3年生の生徒117人。まず、助産師が妊娠から出産までを図解や模型を使って説明。その後、妊婦や赤ちゃんを連れたお母さんが登場し、実際に生徒が妊婦さんのお腹に触れたり赤ちゃんを抱いたりした。 

 「お腹の子どもが元気で良く蹴ったりするのよ」と出産を5月末に予定している妊婦の話を聞きながらお腹に触れた上野さんは「赤ちゃんがお腹を足で蹴るのがわかった」と様子を話した。また、生後3ヶ月の赤ちゃんを抱いた田中君は「赤ちゃんは見た目より重かった。抱いた感触は柔らかい」と話していた。また、益川君は「以前赤ちゃんを抱いたとき泣いてしまった。今回も泣かれるか心配だったけど、泣かなくて良かった」と安堵の表情を見せていた。今回の講義に協力したお母さんは「思春期の子どもたちにとってはこの講義はとても意義のあることだと思う。協力をお願いされたとき模型や教科書だけではなく、実際に触れたりすることは生徒たちに良い経験になればと思い協力しました」と話していた。その後、生徒たちは妊婦の気持ちを体験しようと7kgの妊婦体験ジャケットを装着し妊婦を擬似体験した。

 熊澤校長は「実際にふれあう経験をすることが少なくなっている今、子どもたちにとって貴重な体験となったのでは」と話していた。

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妊婦のお腹に手をかざし赤ちゃんの動きを感じる生徒

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