心なごむ幽玄の光 21日(土)中井町で竹灯篭の夕べ
中井町の厳島湿生公園で「竹灯篭の夕べ」が5月21日(土)に実施される。県内でも数少ない自然の湧水地である同公園に約3000本の竹灯篭を灯し、幽玄な光の演出を心なごやかに楽しむ風情豊かなイベント。今年で6回目を数える。
竹灯篭の夕べは地域住民やボランティア、行政が協働で実施する恒例行事で、厳島湿生公園竹灯篭の夕べ実行委員会が主催。景観に恵まれた同公園を拠点に、町内外の人々と交流を図り、自然への親しみと理解を深めることを目的にしている。
また、古くから人々の生活に利用されてきた竹を見つめ直し、竹林を活かした地域活性化を目指すなど、竹林再生活動の一環も担う。中井町の魅力を発信するイベントとして定着し、昨年は小雨のなか約2000人が見物に訪れた。
きれいな湧き水が出る同公園は日が暮れると真っ暗な闇に包まれるが、21日は園内に巡らされた木道や厳島神社の周りに手作りの竹灯篭を並べて点灯。水面に揺れる火も美しく、心なごむ幽玄の世界が広がる。明かりが描き出す文字や光のオブジェも見ものだ。
義援金集めも
当日は午後2時から竹灯篭づくりや竹トンボづくりの体験会も行う。一般参加自由(申し込み不要・小学校低学年以下の子どもは保護者同伴で)。点灯時間は午後5時30分〜午後8時30分。竹灯篭に火を灯したい人は午後5時20分までに会場の本部テント前へ集合。また、東日本大震災の被災者を支援するため、会場に義援金箱を設置する。荒天時は翌日の22日(日)に順延。
交通/JR二宮駅北口から秦野駅行きバス(60・63・91系統)で北窪入口バス停下車、徒歩1分。自動車の場合は、県道秦野二宮線を二宮方面から東名秦野中井IC方向へ進み、中井電話局前交差点を左折して100m先。テルモ(株)研究開発センターの臨時駐車場へ。そこから会場の公園までシャトルバスの送迎あり。
問い合わせは中井町環境経済課【電話】0465(81)1115まで。
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