潮風の二宮で交流 信州高山村から訪問団
長野県高山村から小学3年生とその保護者、久保田勝士村長、村職員など総勢101名が7月2日に二宮町を訪問。梅沢海岸で二宮町民たちと一緒に地引網体験などをして交流を図った。同町地区長連絡協議会が毎年実施している地域間交流事業で、今年度で9回目を数える。
朝から曇り空の二宮町。しかし、高山村一行を歓待するかのように、雲が去って晴天になった。午前11時前、高山っ子らはバス3台で梅沢海岸に到着。早朝の出発にもかかわらず、元気な笑顔でバスから降りてきた彼らを、坂本孝也町長はじめ内海博治教育長、二宮町の児童と保護者、地区長、町職員ら約90名が拍手で出迎えた。今年は茶屋子供会鼓笛隊が参加し、音楽でもてなした。
開会セレモニーでは坂本町長が「今日一日、二宮の海岸で大いに遊んで楽しんでいってください」と挨拶。久保田村長は「毎年、海のない村から地引網を体験しに来るのを子どもたちとともに楽しみにしています。今後も一層の交流を図りたい」と述べた。
その後さっそく、高山村と二宮町の小学生たちは波打ち際へ。海水に足を浸したり、浜辺に寝転んだりして全身ずぶ濡れになりながら「すごく気持ちがいい」とはしゃいでいた。
メインイベントの地引網体験には子どもと大人も参加。シラスやホウボウ、ウルメイワシ、イカの稚魚などが揚がり、獲れたての生シラスを食べた高山村の児童は「めっちゃ、うまい」「味が濃くておいしかった」と感想を話していた。
昼食には刺身や釜揚げシラス、かき揚げなどが用意され、参加者たちは浜辺での夏の半日を楽しんだ。
8月には二宮町の小学生が2泊3日の日程で高山村に滞在する予定だ。
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