一層の努力と注意の今夏 行政、節電・熱中症対策を呼びかけ
7月1日、37年ぶりに発動された電力使用制限令。梅雨も明け、国をはじめ各自治体は企業や一般家庭に本格的な節電対策を呼びかけている。大磯町・二宮町・中井町役場もそれぞれ節電目標を掲げ取り組んでいる。また、暑さが増す中、注意しなければならないのが熱中症対策。すでに熱中症で搬送された例もあり、節電と熱中症に対する両方の取り組みが必要な夏となる。
大磯町役場は節電目標を前年比20%の抑制とし、ノー残業デイの拡大や早朝時間外勤務へのシフトを奨励、室温設定温度28度の徹底のほか照明の減灯などで節電を実行する。また、二宮町役場では30%の抑制目標を策定している。空調、照明、OA機器などの節電の取り組みの他、定時退庁・一斉消灯の促進、繰り上げ出勤の推奨、イベント等での節電の配慮、施設の壁面緑化の推進ほかを掲げ臨む。また、中井町役場は25%を掲げ、こちらも庁内の空調や照明ほかの抑制などで節電に努めている。
一方、熱中症にも注意が必要だ。熱中症は屋外だけではなく屋内にいてもかかる危険性があるといわれている。特に今年は節電が叫ばれており、エアコンを控える動きもあることから「無理のない範囲での節電に努めてほしい」という声も。7月1日から、すでに大磯町内では11日時点で5件、二宮町内は2件、中井町内では2件の熱中症および熱中症の疑いで搬送されている。「例年8月中旬に集中するが今年は早い時期に発生している」と消防は話す。救急講習会などで熱中症にかかった時の応急処置の方法や熱中症にかからないための取り組みなどを広報し対策と注意を呼び掛けている。消防は「こまめに水分を摂ることを心掛けてほしい」と話している。
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