「みんなのトイレ」使えます 大磯談話室はまひるがおに完成
障害のある人や高齢者、赤ちゃんを連れた人をはじめ、誰もが使いやすい多目的トイレが、大磯談話室はまひるがおに完成した。神奈川県が普及を推進する「みんなのトイレ」のひとつ。下校途中でトイレに行きたくなった小学生たちにも利用されており好評だ。
「みんなのトイレ」は神奈川県福祉の街づくり条例に基づき、ユニバーサルデザインの理念を採り入れた男女共用トイレ。相談支援事業所のはまひるがおでは、県の補助金を活用してこのほど新設した。
引き戸を開けた中は、森をイメージしたという明るく快適な空間。車椅子を利用する人と介護者が入っても充分な広さだ。自動洗浄便器、水平と垂直の手すり、ベビーチェア、人工肛門や人工膀胱をつけている人にも対応したオストメイト用の洗浄装置、エアコンなどを完備。折りたたみ式の簡易ベッドもあり、赤ちゃんのおむつ替えや、用を足すのに衣服を脱着しなければならない人にも配慮した。また、非常呼び出しボタンを3カ所設置。床に倒れ込んで動けなくなってしまった場合でもボタンに手が届くよう、ボタンの一つは壁の低い位置につけられている。
はまひるがおを運営する特定非営利活動法人大磯福祉コミュニティの若菜俊洋さんは「車椅子や人工肛門の人などにとって外出先で使えるトイレがあるかどうかは重要なこと。より多くの人が利用できるよう、みんなのトイレが大磯にあることを町内外の人に知ってもらえれば」と話していた。
場所は国道1号線沿い。大磯駅入口交差点から平塚寄り約100m。
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