神奈川県立大磯高校SF研究部(松本涼香部長・部員数24人)が脚本・監督を務めた小・中学生向け「防災教育動画」のDVD寄贈式が1月28日、大磯町役場内で行われた。NPO法人0463チャレンジセンターの企画で製作されたこの動画。DVDは大磯・二宮町内ほかの小・中学校へ配布される。
寄贈式には中学校編『キミの守り方』の監督を務めた前部長の高橋愛さん(3年)と小学校編『磯高戦隊イソホークスとまなぼう!』の監督・北村明子さん(3年)ら9人の同校部員が出席。大磯町の藤家崇教育長へDVDが手渡された。
寄贈されたDVDは各20分ほどの動画作品で、中学校編はドラマ仕立て、小学校編はクイズ形式でストーリーは展開。映像を通して児童・生徒が災害に関する基礎的な知識を学び、危険回避のための方法を身に着けることを目的に製作されたという。
撮影に先立ち、同校部員らは「まず自分たちが体験することが大事」との考えから、県防災センターを訪問して防災に関するノウハウを学習。撮影のロケ地は児童・生徒に親近感を持ってもらうため、大磯・二宮町内などで馴染みのある場所を選んだという。撮影は昨年の夏、長期休みを返上して実施。同校部員のほか、地元住民もエキストラとして出演している。また、東海大学メディア学科の学生有志も技術面で協力。製作費用の数万円はNPO法人0463チャレンジセンターが負担した。
中学校編の監督を務めた高橋さんは「(映像の中で)大きな災害を表現する際、たくさん人が巻き込まれている様子を伝えるのが大変だった」と振り返る。また、小学校編監督の北村さんは「いざという時に思い出してくれれば。全国の人に見てもらいたい」と話す。
動画作品はユーチューブ(www.youtube.com/user/SFken11)でも視聴することができる。
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