官・民災害時の連携強化 大磯警察と大磯プリンスホテルが津波対策協力協定を締結
大磯警察(牧智明署長)はこのほど、津波警報が発令された際、大磯プリンスホテルを津波監視場所として使用できるようにする協定を大磯プリンスホテル側と結んだ。2月14日、同ホテルで協定式が執り行われた。
大磯警察は、東日本大震災を教訓に津波警報が発令された際、通信手段の遮断で情報が行き届かないことも考えられることから、速やかに確かで安全な場所から署員の目視で情報を得る必要があると判断した。大磯プリンスホテルは、海抜18・6mに建てられており、屋上までの高さは55・5mで大磯警察からは数分という近距離。そのため監視場所として同ホテルが適格と判断し、昨年同ホテルに協力を打診し今回の協定締結となった。
調印式には、大磯警察からは牧智明署長、大磯プリンスホテルからは赤坂正昭統括支配人が出席した。牧署長は「海岸に面するエリアは特に津波対策が重要となっています。大磯プリンスホテルは海岸に面しており、近隣の中でも一番高い建物です。また、大磯警察署からも近いため津波警報が発令された際、すぐ署員が駆けつけ監視体制をとることが出来ます。今回の締結により地域住民に迅速に適切な情報を与えることができます。協力に感謝致します」と話した。赤坂統括支配人は「地域の方々のためにお役に立てることを光栄に思っております」と話した。
また、大磯警察は庁舎が地震などで倒壊し使えなくなった場合、平塚学園湘南研修センターを臨時の大磯警察署として使うことができる協定を2003年に結んでいる。
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