二宮町議会基本条例 12月議会上程へ 町民集会で意見交換
二宮町議会基本条例制定特別委員会(二見泰弘委員長)は、8月18日に議会タウンミーティングを生涯学習センターで開いた。条例制定に向けたこれまでの作業の経過報告と、条例案に対する意見交換を実施。今後は条例案を12月議会で諮り、制定を目指していく。 ミーティングには二宮町議会議員10人が出席。同町民や隣町の中井町議会の議員ら約30人が集まった。初めに特別委員会メンバーの議員が議会基本条例の目的や内容、検討経過を説明し、質疑応答と意見交換が行われた。
参加者からは「条例で議会の政策決定の責任を明確にするべきだ」「条例案は宣言的なものが多い。議会のチェック機能を充実させれば、議会基本条例は必要ない」「条例制定によって住民の自治力を上げることにつながるのか」などと多くの意見があった。特別委員会を傍聴してきたという女性は「町のため、町民のための視点が足りない。町民不在を解消してこの条例を有効に活かしてほしい」と述べていた。
制定へ向けた今後の予定について二見委員長は「条例案の見直しを図り、11月頃にパブリックコメントを実施して町民の意見を募る。その上で12月議会に条例案を上程し、決定していきたい」と語った。議会基本条例案は二宮町議会ホームページで公表している。
議会基本条例は議会の在り方や運営の基本原則、議員の責務などを定めた条例。議会での議論を活発にしようと、2006年に北海道栗山町議会が全国に先駆けて制定した。各地の地方議会で議会基本条例を制定する動きが広がっており、地元では大磯町議会が2009年に制定している。
|
|
|
|
|
|