中井町 蓄電池設置にも補助 太陽光発電は残り9件
中井町が実施している家庭用太陽光発電システムの設置費用補助が7月2日現在、今年度の募集枠20件に対して残り9件となった。一方、5件の枠を用意した蓄電池の補助申請は0件。町環境経済課は「蓄電池があれば、停電や災害が発生した時でも電気を使用することができる。関心のある家庭はぜひ検討を」と補助制度の利用を呼びかける。
環境に配慮したクリーンな自然エネルギーとして普及が進む太陽光発電システム。県内の各地自治体では同システム設置にかかる費用の一部補助を行っている。中井町はこれに加え、今年度から蓄電池の設置補助を始めた。他市町村では横浜市や厚木市などが実施している。
家庭用太陽光発電システムの補助申請が好調であるのに対して、蓄電池が振るわない理由は「価格」にあるようだ。
町によると、2キロワットの標準的な蓄電池は約180万円。町の補助金額は5万円で国と県の補助金も利用すると、自己負担額は100万円程度になるという。停電時や災害が発生した場合、このタイプの蓄電池で375リットルの冷蔵庫が約24時間、32インチのテレビ3時間、照明6時間、電話機が待機状態24時間・通話使用で30分程度使用することが可能だそう。また、「災害対策のほかに、太陽光発電システムで作られた電気を蓄電池に溜めることで、雨の日や夜間も自然エネルギーを有効に使える利点がある」と担当者は話す。 蓄電池の補助対象者は家庭用太陽光発電システムを同時に設置する人または、すでに設置した同システムに蓄電池を接続する人。問い合わせは町環境経済課環境班【電話】0465・81・1115。
|
|
|
|
|
|