子どもたちの意見を町政に活かすため大磯町議会議場で8月20日、子ども議会が開催された。大磯中学校から10人、国府中学校から7人の生徒が議員となって、中崎久雄町長らに様々な質問を投げかけ議論を交わした。
参加した中学生議員たちは5つのグループに分かれ、観光客増加に向けた美化活動や健康づくり事業、救急事業、ごみ分別など10項目について中崎町長や町の幹部職員に質問を行い、意見を述べた。
大磯中学校2年の出縄菜央さん、西川知里さん、栢沼実果さんのグループは「町中に落書きがあったり汚れたトイレでは観光客はがっかりすると思う」と意見を述べ、「学校周辺の清掃では私たち生徒も協力できることがある。トイレについては照明を明るく、消臭剤も設置しては」と具体的な提案を行った。中崎町長は「落書きを消すための取り組みにもっと力を入れていきたい」と話した。
また、国府中学校3年の梅澤朋弘君、田川堅太君、浜田大雅君、磯村陽向君のグループは「カーブミラーや信号機が見えにくい道や狭い道が多く不安」と意見を述べ、「夕日で見えにくくなる信号機の対策を取ってほしい。通学路の危険な場所について、生徒会と協力して中学生の視点から見た安全マップを作りたい」と提言。担当者は「逆光でも見やすいように信号のLED化に取り組んでいる。中学生の視点に立ったマップ制作はぜひがんばって。もっとこうしてほしいという点はぜひ教えてほしい」と答えていた。
子ども議会の開催は今年で4回目となり、過去には意見が町議会を経て予算化された例もある。
議員を体験した生徒たちからは「とても緊張したけれど、以前から僕たちの中であがっていた意見や問題を話すことができた。町長や皆さんがしっかりと答えてくれて、充実した経験になった」「今日質問したことで、自分たちの町のことについて、いろいろ知らないことを勉強できた」との感想があがり、町づくりへの関心を高めていた。
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