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旧吉田茂邸 部分開園 再建に追い風 基金目標まであと2千百万円

公開:2013年10月4日

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9月22日の開園セレモニーでは、日本庭園を満喫する様々な企画が催された
9月22日の開園セレモニーでは、日本庭園を満喫する様々な企画が催された

 先月から日本庭園や兜門のある区域が開園された大磯町の旧吉田茂邸跡地。開園初日の22日には約2千人が集まり、その後も連日多くの来場者が訪れている。町内外から注目が集まることで、大磯町が進めている邸宅部分の再建にも追い風となっている。

 部分開園のオープニングイベントが行われた22日は、園内で琴の演奏や野点、地場産品の販売などで盛況を見せた。会場内では、大磯町旧吉田茂邸再建基金への協力の呼びかけも行われ、この日だけで約10万円の募金があったという。

 同基金は2009年3月に火災で旧吉田茂邸が焼失して以来、同町が実施しているもの。再建事業費約6億円から、国からの交付金見込み約3億円を差し引いた残り約3億円をまかなうため、同町の積立金と募金で8月末現在、約2億7千900万円が集まっている。

 同基金には開設当初から、町民のほか日本全国各地から寄付が寄せられた。2011年には吉田茂国際基金の解散時余財産約2億8千万円が同町に寄付され、邸宅の再建費用に2億円があてられ、残額を再建後の邸宅維持管理費とするなど、再建への大きな弾みとなった。

 同町では、今後も不足分の約2千100万円を最終目標に、募金活動を継続していく。

 庭園を管轄する大磯城山公園管理事務所によると、開園後も「一日に数百人程度の来場者がある」という。秋の散策シーズンにも重なり、好調な来場者数の増加も見込める。

 邸宅部分の再建に向け、今年度末には詳細な設計図も完成する予定だ。同町では「部分開園によって多くの人に注目してもらえる」と同基金への協力者増加に期待を寄せている。 
 

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