新年度予算案を審議 各町で3月定例会
大磯町の中崎久雄町長は18日に開会した町議会3月定例会で2014年度予算案を提出した。二宮町の坂本孝也町長と中井町の尾上信一町長も当初予算案を発表し、3月定例会で審議が行われる。
大磯町
大磯町の3月定例会は3月18日(火)まで行われている。新年度予算案では、一般会計が前年度対比5・2%増の94億7500万円。4つの特別会計を加えた総額は184億9300万円で、前年度比4%増となっている。
歳入の面では、景気回復基調による個人・法人町民税の増加により、町税が7年ぶりに増額となった。
予算編成では、観光の推進として旧吉田茂邸再建事業に1億4045万5千円を計上。郷土資料館のリニューアル推進事業(1219万7千円)や海水浴場振興事業(89万4千円)などを盛り込んでいる。
さらに、大磯町と国府町の合併60周年の記念事業として、大磯オリジナル切手シート作成事業(120万円)や原動機付自転車のご当地ナンバー作成事業(15万5千円)にも着手する。
二宮町
二宮町の3月定例会は2月25日(火)から3月19日(水)が会期。新年度予算案では一般会計が前年度比1・4%減の76億円。特別会計を加えた総額は150億7197万4千円で前年度比0・8%の増額となる見込みだ。
歳入では個人町民税が増額したものの、法人の町民税が減少。歳出の面では町の重点施策である定住人口の確保に力を入れている。
新事業として妊婦健康診査補助の拡充(1084万9千円)や保育園及び子育てサロンにおける一時預かりの実施(627万8千円)といった子育て支援策を盛り込み、住宅リフォーム助成の期間延長や定住促進に伴う助成など住環境の整備(350万円)、町内全ての街路灯のLED化(638万円)など、暮らしやすい街づくりにも取り組む。
中井町
中井町の3月定例会は3月4日(火)から。一般会計予算は前年度比0・8%増の37億5700万円。特別会計を加えた総額は66億9518万2千円で前年度比1・5%の増加となった。歳入では町税や地方消費税交付金、地方交付税が増額となっている。
新年度予算案では、新規事業としてなかいこども園の開設(8226万5千円)、南部地区メガソーラー事業との連携(3200万円)で予算を計上。「まちに活力をもたらす産業の創造」として、地域農業再生推進事業(531万8千円)にも取り組む。また、農業・畜産振興の補助事業や有害鳥獣駆除事業の予算が拡充されている。
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