大磯海水浴場 水質改善「適AA」に 放射性物質も不検出
神奈川県内27カ所の海水浴場で実施された水質検査の結果が5月30日に県から発表された。それによると、大磯海水浴場は海水浴に適したAAと判定。昨年度のB判定から水質区分が2段階改善した。
調査は5月7日から15日までの間の2日間、1日につき採水を2回実施。ふん便性大腸菌群数や油膜の有無、水質汚濁の程度を示すCOD(化学的酸素要求量)、透明度、腸管出血性大腸菌O157の有無について調べた。
水質の判定は環境省が定める水浴場水質判定基準に沿ったもので、「適(水質AA・A)」「可(水質B・C)」「不適」の3段階に区分される。
「適(水質AA)」の判定を受けた大磯海水浴場は、同調査ではふん便性大腸菌群や油膜などが検出されず、透明度は1m以上に。5月7日に行われた放射能濃度測定では、セシウム-134などの放射性物質も検出されなかったという。
「適(水質AA)」と判定された県内の海水浴場は、大磯のほかに鎌倉市の材木座と由比ガ浜、藤沢市の片瀬東浜、茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき、小田原市の御幸の浜ほか計18カ所。大磯海水浴場の今夏の開設期間は7月6日(日)から8月31日(日)までの予定となっている。
|
|
|
|
|
|