大磯町 「エネ条例」に理解求める 町内2会場で議会報告会
大磯町議会の報告会が11月15日、午前(会場/国府支所)と午後(会場/町保健センター)の2回に分けて実施された。町保健センターで行われた報告会には町民ら20人余りが参加。体調を崩している町議1人を除き、全議員が出席した。
二宮加寿子議員の進行のもと、まず奥津勝子議長が議会を代表してあいさつ。議会報告へと進んだ。用意された大きな議題は平成25年度決算のおもな審査内容について、(仮称)大磯町省エネルギー及び再生可能エネルギー利用の推進に関する条例素案についての2件。
決算審査の報告は片野哲生議員が担当した。同議員は財政運営に関し、昨年度より町法人税やたばこ税による収入は増加しているものの、事業の見直しや経費削減に努めることが必要と報告。「議会内では、人口減少に向けた取り組みを町の総合計画に反映させるべきとする意見もあった」と説明した。
吉川重雄・坂田よう子両議員は決算審査の中の事務事業評価について報告。公共交通の確保などを目指す都市交通推進事業、援助が必要な園児・児童・生徒を支える支援教育推進事業について、常任委員会での評価内容をそれぞれ発表した。
初の議員提案により条例策定の準備を進めている(仮称)大磯町省エネルギー及び再生可能エネルギー利用の推進に関する条例素案については、渡辺順子議員が策定に至るまでの経緯や今後のスケジュールなどを説明。国による原子力政策の現況報告や再生可能エネルギー先進自治体での視察研修の模様も報告され、平成27年4月の施行に向けて理解を求めた。
議会からの報告が終わると、引き続き参加者との意見交換の時間に。町民からは「議会の一般質問は、議員と行政との間でもっと踏み込んだ応酬があった方が良いのでは」などの意見も聞かれた。
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